CBCの日本語教育について
コミュニケーション力を身につける質の高い授業の提供
「知っている」「わかる」だけでは、言葉は使いこなせません。
必要な場面で自分自身が使えるようになってこそ、日本語の力が身についたと言えると、私たちは考えています。
そのため、教科書やノートに向かって問題を解くだけではなく、日本語を道具として使っていくという経験を重視します。
みんなの前でプレゼンテーションをする、仲間と一つの作品を作り上げて発表する、意見文を書いて新聞に投書してみる。
そうした学生自身が中心となる活動型の学習をCBCでは積極的に取り入れています。
基礎力の重視
スムーズな意思疎通のためには、しっかりした基礎が何より重要です。
CBCでは、毎日の授業の中で、確認テストや課題の提出を繰り返し行い、将来正確な日本語を書き、話すための基礎力を養うことを重視しています。
同時に、それらを通じて教師が学生の弱点をきめ細かく把握し、フィードバックしていきます。
毎日のミニテスト、課ごとのまとめテスト、3ヶ月ごとの定期テストというように、段階を踏みつつ繰り返し学習事項を確認することで、しっかりした基礎が身につきます。
学び合いの場としての教室作り
一人一人の個別学習ももちろん大切ですが、クラスメートとともに学び合うことで、学習の効果はさらに高まると考えています。
あえて目的別コースは作らず、国籍、年齢、日本語学習の目的など、様々なバックグラウンドを持った学生たちが、1つのクラスで学びます。
互いの文化や考えの違いを感じ、表現し、理解していく中で、日本語力だけではなく、真の国際人としての感覚を養うことを目指しています。
担任制をとり、クラスというまとまりを大切にしています。
CBCで得られた友人関係は、卒業後も、国境を越えて続いています。
生の日本に触れる充実した課外活動
日本に来ているからこそできる、生の日本と触れ合うチャンスをできるだけ提供したい、と考えています。
授業の中で取り扱う教材やテーマも、できるだけ「今」の日本を理解できるようなものを取り上げるよう、講師全員が工夫を凝らしています。
また、夏祭りへの参加や相撲、歌舞伎などの文化体験も積極的に呼びかけています。
さらに、地元の小学校や高校、大学、一般の市民の方との交流会や、日本人ゲストを招いての特別授業、日本人と一緒のスポーツデーなど、日本の方との交流の機会を可能な限り広げています。